潜在睾丸
2015.06.09更新
潜在睾丸とは、男子の精巣の下降が不完全で陰嚢内に納まっていない状態のことをいいます。
睾丸は鼠径部にあったり、場合によってはお腹の中に留まっている場合もあります。
陰睾ともいわれますが、このような状態だと精子は作られず男性ホルモンはある程度分泌されるといわれています。
このような状態の場合は放置しておくと将来的には腫瘍化(セルトリ細胞腫やセミノーマなど)になる可能性が正常の13倍高くなるといわれておりますので、注意が必要です。
腫瘍化すると中にはリンパ節や臓器に転移する場合もあり、またホルモン異常となる為に貧血や皮膚病になることもあります。
ですので潜在睾丸が疑われる場合には、早期に獣医師の診断を受けていただき去勢手術をされることが望ましいと思います
反対側は正常な睾丸です。
*写真の手術したワンちゃんは、オーナーの方に写真掲載の許可を頂いております
千葉市若葉区にある動物病院ですが、お隣の中央区からも来院頂いております。
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