恐怖!マダニの病気
2015.08.25更新
こんにちは。だんだん暑さが落ち着いてきましたが、元気に過ごされていますか??
7・8月とっても暑かったので、ワンちゃんたちのお散歩もこれから増えてくる時期でしょうか??
ところで、みなさんマダニの駆除はお済みですか??
先日、マダニが大量に寄生してしまい、とてもかゆそうなワンちゃんがいらっしゃいました
皮膚はこんな感じで赤くなってしまっています。小さく、黒く見えるのがマダニです。
これらを顕微鏡でみてみました。虫など苦手な方は、写真を貼ってあるので注意してください
足が6本なのがダニの赤ちゃんです。(幼ダニ)
こちらが大人のダニです。(成ダニ)
また、マダニが媒介し、人へ感染してしまう、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)というものがあります。
これは、STFSウイルスを持っているマダニに人間が咬まれることにより感染します。
症状は、発熱・嘔吐・下痢・頭痛・意識障害・血小板減少による出血などで、最悪の場合死に到ります。
2015年3月までに全国で137症例が報告され38人が亡くなっています。千葉県ではまだ発生はみられていませんが、年々、西日本から東日本へと広がってきています。
このウイルスをもっているマダニは、散歩中、特に草むらなどでワンちゃんにも寄生します。恐ろしいですよね。
マダニは地方により様々な種類がいるのですが、
千葉県のマダニの資料によると、
マダニの成虫が出現する時期は4~8月の夏型、10~3月の冬型に分けられ、
千葉県で多いとされる、フタトゲチマダニ は夏型だそうです。
なので、夏は特にマダニの予防してあげることをオススメします。
また、お散歩が大好きなワンちゃんは一年間通してダニの予防をしてあげると安心ですね
ノミ・ダニの駆虫薬としては、すべて毎月1回、垂らすタイプのお薬・飲むタイプのお薬・そしてフィラリアとの合剤がございます
千葉市若葉区かそり動物病院では時期的にもフィラリア予防時期とノミ・ダニの予防とかぶってくるので、多くの患者様に、フィラリアとノミ・マダニも一度に駆虫できる合剤を使って頂いています
飲み薬ですので、シャンプーやトリミングなど、体を洗うときなどにも安心ですね。
今年度は既にフィラリア薬を処方済みのオーナー様が大多数だと存じますが、ご興味ございましたら来年度ご検討ください