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2017.05.16更新

暖かくなってきて蚊が活動する時期になってきました。flair



先日、千葉市で行われたセミナーに参加し、『猫の犬糸状虫症』について改めて予防の重要性を再認識して参りましたのでご報告致しますflair
(犬糸状虫=フィラリア)




今回はネコちゃんに向けたお話ですcatsun









ネコちゃんの飼い主様、ネコちゃんもフィラリアに感染することをご存知ですか??flairflair
犬ではお馴染みのフィラリアですが、ここ数年の報告でネコちゃんの突然死の原因の1つとしてフィラリア症があげられます。cattyphoon





フィラリアは蚊が媒介して感染する疾患です。基本的には犬の体内で、蚊が運んできた子虫がどんどん成長して心臓に寄生する疾患ですが、

ネコちゃんも体内で子虫が生き延びて成長してしまうと、突然死してしまうことがありますwobblysweat01





犬のフィラリア症ももちろん怖い疾患ですが、ネコちゃんのフィラリア症の場合、犬と異なり、検査で発見することが困難です。





ネコちゃんのフィラリア症の症状としては、呼吸器疾患(咳がでたり呼吸が苦しかったり)、元気がなくなるなどですが、

大部分は症状が一時的で飼い主様が気が付かないことも多いのが現状です。






そして検査がとても困難です。
病院でも通常、心雑音は検出できないことが多く、身体検査では特に異常が見られませんsad



犬の場合、フィラリア検査をすることで感染の有無を確認できますが、sweat01




ネコちゃんでは残念ながら感染していても血液検査が陰性に出たり、レントゲンやエコー検査でもフィラリア虫体を見つけられないケースが多いため、

一度かかってしまうと確定診断するのがとても困難です。








感染した後の治療もなかなか大変なのが現状で、フィラリアの虫自体を駆虫することは虫の死体が血管につまってしまう危険性がありますし、
外科手術でとるのもかなり難易度が高い手術になるのでリスクがあります。wobblysweat01







長くなりましたが・・・
つまり、感染させないことが一番重要だということですsign03





フィラリア症を予防するためにネコちゃんもワンちゃんと同様、毎月1回の投薬でフィラリア感染を防ぐことができますので予防することを強くお勧めしますsign03

flair現在では、フィラリアとともにノミやダニ、お腹の虫も駆除できる『オールインワン製剤』で、背中に垂らすだけのスポット剤 がございますので飼い主様でも簡単に投薬することが可能です。    予防時期はワンちゃんと同様に5月中旬~11月中旬までです。




当院では、院内ポスターやワクチンにいらした猫ちゃんの飼い主様に、可能な限りお伝えしておりますが、ご不明やご心配の点は何なりとご相談下さい。




千葉市若葉区にある動物病院ですが、お隣の中央区からも来院頂いております。『ねこちゃんのフィラリア・ノミ予防などのご相談に関してまずはお気軽にお問い合わせ下さい』
受付時間9:00~18:45   telephone 043-234-8857  受付まで

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