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2014.03.08更新

昨年、隣国台湾で狂犬病発生についての報道がありました。

台湾では50年以上、狂犬病がでていなかったそうです。

最新の台湾政府の発表によると、

昨年7月に報告があってから発症件数は増え続け、

2/26までにイタチアナグマ330頭+トガリネズミ1頭+イヌ1頭=計332頭 診断されたそうです。

お隣の台湾に発生したということで、気候や自然環境が似ている日本も対岸の火事ではありませんねthink








 厚生労働省HPより抜粋                     (青い地域が狂犬病清浄国)



びっくりすることに、狂犬病清浄国は、 日本・ヨーロッパ・オーストラリア・ニュージーランドだけです。


狂犬病は、アジア、米国、EU諸国をはじめ世界各国で依然として発生がみられる病気です。

世界保健機構(WHO)によると、年間5万5千人が発病し、死者もでていると報告されております。

狂犬病は、犬に限らず全ての哺乳類がウイルスに感染して起こります。

人は発症した犬にかまれることで感染する例が多く、発症すると致死率はほぼ100%です。

本病は、近年発生がない我が国においても、最も警戒すべき感染症の1つとなっています。



外科医で開業していた私の叔父が、狂犬病の犬に噛まれて発症し亡くなった方の入院治療を受け持った話をかつて聞いた事があります。 

具体的なことは申し上げられませんが、かなり衝撃的な内容だったことを微かに覚えております。



千葉市は国際空港や港もありますので、いつ発生してもおかしくない地域です。

調べましたら、千葉県の接種率(狂犬病の予防注射を受けている犬の確率)は73%程度だそうです。

登録されていない犬や野犬の数を含めると、実質的な接種率はその半分と推測されます。

流行を防ぐには、その接種率を上げる必要があると思われます。

以上、わんちゃんを暮らしているオーナー様へ、狂犬病予防についての再認識とご理解をいただきたくコラムに載せてみました。



狂犬病予防注射につきましては、4月より千葉市で行っている集合注射会場の他、千葉市若葉区のかそり動物病院でも、3/1よりH26年度の狂犬病予防注射の接種、手続き、登録が可能です。

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