コラム

2014年1月12日 日曜日

犬の歯石除去

<はじめに> 処置の写真を掲載しております。血液や臓器など苦手な方は閲覧をお控え下さい。

3歳以上の犬の80%以上がかかっているといわれている歯周病は、現場でもよく見られる病気です。
最初は歯の表面の歯垢から始まり、歯石となり歯肉が赤く腫れ、口臭があり放置しておくと歯の隙間からの出血、化膿し最終的に歯がぐらつき、歯が抜けるということもあります。

息がくさ~い!というのがオーナー様の最大の悩みだと思いますが、実は細菌やその毒素が歯の周りから血液中に入り込み、心臓、肝臓、腎臓など全身性の病気を引き起こす恐れもあるのでワンちゃんサイドからも要注意です。

さて今回11歳のダックスのプッチちゃんの歯周病の治療する機会がありましたのでご紹介いたします。(当院で行っている歯周病の一般的な治療です。)




このように、歯垢、歯石が大量に付着して歯肉の一部が腫れています。



先ずは麻酔前に点滴をします。




処置は全身ガス麻酔で行います。



気管テューブを挿入してから処置を行います。




ここからが本番です。超音波スケーラーを用いて振動で歯石を除去します。ついて歯と歯肉の間(歯周ポケット)の歯石も取り除きます。



ポリッシング(研磨)を行って歯の表面を磨きます。




歯科用軟膏(抗生物質)を歯と歯肉の間に注入します。



処置完了です。 白い歯が蘇りました。




2本の臼歯は歯周病がひどく抜歯することになりました。

以上が歯周病治療の概要ですが、予防的な自宅でできるデンタルケアーも重要です。近いうちにコラムに載せたいと思います。

*写真の処置したプッチちゃんはオーナーの方に写真掲載の許可を頂いております。


千葉市若葉区にある動物病院ですが、お隣の中央区からも来院頂いております。
歯周病の治療やデンタルケアーのアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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投稿者 かそり動物病院